備忘録:私の暮らしの中の サイエンス&アート


by alarekko
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自由への賛歌

「小曽根真のミュージック・ラボ オスカー・ピーターソンの世界」
の録画を見ました。(2008年12月BShiで放映)
昔の映像や、小曽根さんの演奏、言葉、、、、
巨匠オスカーの何がすごいかがわかる、小曽根さんのすごさもわかる、
ものすごく密度の高い、すごい!番組でした。

是非、教育TVでもやってほしい。

何がすごいか、書けば切りないので、
大統領就任式のタイミングにそった面を、
かいつまんで書きます。

小曽根さんのレクチャー、最後のテーマが
オスカー作曲の『自由への賛歌』にまつわるお話。

オスカー(1925年生まれ)の育った時代、
黒人に対する偏見は、
カナダはアメリカに比べればゆるかったが、
黒人が音楽家として生きていくのはとても大変な時代だったこと。

例えば、
16〜17才の時、初めてモントリオールの高級ホテルで演奏するバンドから声がかかった。しかし、バンドのリーダーに対して、ホテル側は、黒人のピアニストは変えてくれと言ってきた。
白人であるバンドのリーダーは、それならバンドごとやめると言った。
で、結局オスカーも出られることになった。
当時の社会の中で、偏見があるなら出ない方を選ぶと言ったリーダーもすごい。
でも、そのホテルも、以後30年にわたってオスカーに毎年謝罪の手紙を送ったそうだ。

自由への賛歌は、1960年代アメリカの黒人公民権運動、
キング牧師の活動にインスパイアされてつくられた曲。

この曲についてのレクチャーのしめくくりに
小曽根さんが語ったこと
「惜しかったですねえ。
 あと1年生きていれば、
 今年まだオスカーが元気だったら、
 アメリカの歴史的大統領をみることができたのにと、
 ぼくはとても悔しく思うことがあります。
 でも、絶対、彼のスピリットは
 それを見て喜んでいる。」
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by alarekko | 2009-01-20 22:32