備忘録:私の暮らしの中の サイエンス&アート


by alarekko
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北国の暗く長い冬

ワルシャワの余韻はまだつづいています。

北国に何年か住んだり、縁があったり、、、の経験から、
その冬の厳しさは、寒いというのももちろんありますが、
それよりも、暗いことと、それが長いことの方が、
精神的にこたえるなあと思います。
そして、それをひたすら耐えるしかない。
でもだからこそ、遅く急にやってくる春や、短い夏が輝かしい。
そういう風景や人生を彷彿とさせる音楽に惹かれます。

若いときは特に、ひたすら暗いのが好きでした〜。今思えば。
最近は自分自身のエネルギーが落ちて来たり、
実生活で直面することが明るいばかりの出来事ではなかったりするので、
すかっと明るい方にも惹かれますが。

Lukas Geniusas氏の音楽が、そういうことを思い起こさせてくれました。
7月の初め、ソルトレイクで優勝したときのファイナルを
ラジオで聴いて以来注目はしていましたが、
ワルシャワの演奏を聴いて、やっぱり凄く好きだし、
思っていたよりはるかに、すでにとっても大きな音楽家だと思いました。
そして、まだまだこれから大きくなる途中であると。


F. Chopin - 24 Etudes for Piano Op.10 , Op 25  ☆  
  2010.3.11 モスクワ

 ソルトレイクでもワルシャワでもエチュードを時間の範囲内で、
 だ〜っと続けて弾いていますが、これは全曲を通して1時間です。
 凄い集中力!  全体で一つの音楽として聴くのが初めてでしたが、
 聴きだすと最後まで聴き続けてしまい、毎日聴いています。

 19才の青年が、何が悲しくて、何に耐えて、、、
 こんな深く深く沈み込むような音楽を奏でることができるのだろう。

 ロシア語の記事を翻訳機だのみで見たところによると、
 これは、この日の演奏会の後半のプログラムであり、
 前半が、(何年もステージで演奏することのなかった)祖母とモーツアルト、
 母とストラヴィンスキーの曲を、デュオで演奏するというものであった。
 
 その数日前には、リトアニアでコンサートがあり、
 そこでは前半に春の祭典の2台ピアノ版を父と弾いて、後半にエチュード全曲。
 (父Petrasさんとツーショット写真 ☆  )

 恵まれた環境であると同時に、なんという過酷な試練。


2010.8.23 モスクワでのコンサートについてのTVニュース番組 ☆ 
 ソルトレイクが終わってから、ワルシャワへ向けてですね。
 (前後にリトアニアでもコンサートあり)
 本人へのインタビューや、客席の祖母、両親が映ります。
 (2008年の番組 映像はなく文章のみですが ☆ 


L. van Beethoven - Concerto for Piano and Orchestra № 4. ☆ 
  2009.10 モスクワ
 音楽院のオケのようですが、とってもいい演奏です。
 ベートーベンも、なかなか良い。皇帝とか他の曲も聴きたい。
 (17才でハンマークラヴィアも弾いているようだ)
 この深遠な2楽章の没入度が凄い! 涙を拭いているようにも見える。
 アタッカで3楽章に入らなきゃいけないので、
 気持ちを奮い立たせてスイッチを切り替えてる感じがまた何とも・・・


Rachmaninoff piano concerto No. 3
 1/5 ☆  2/5 ☆  3/5 ☆  4/5 ☆  5/5 ☆
  Lithuanian State Symphony Orchestra conducted by Roman Kofman
 at Vilnius Congress Concert Hall on Dec 11, 2009
  ソルトレイクのファイナルがこの曲で、ラジオで聞いただけだったので、
  映像を見たくて君管を探したら、その時点では、これと、
  2008年サンマリノで2位だったときのショパン1曲だけ発見できたのでした。


ショパコン結果についてのリトアニアのニュース ☆ 
  何故か最初はボジャノフ氏の演奏が映る。ケナー先生のインタビューも。
  そしてルーカスの演奏場面はショパンではなく
  リトアニアで演奏されたチャイコのコンチェルトです。
  モスクワでは5人のロシア人の一人、リトアニアでは唯一。
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by alarekko | 2010-11-09 23:33