備忘録:私の暮らしの中の サイエンス&アート


by alarekko
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もっと前はどうだったのか?

 <28日に追記してます>


東京都健康安全センターのHP ☆ に、
都内の環境放射線測定結果 ☆ があり、
「健康安全研究センターでは、年間を通して環境中の放射線量などの測定を行っています。
 今般の東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けて、都民の皆様の健康不安を解消するため、最新の測定結果をホームページで提供しています。」ということです。

ニュースで、東京の数値が平常の何倍になったなどという報道があったとき、
いきなり何倍っていわれても、元がどれだけなのか、
その数値がどういう量なのか、何倍だけじゃ何にもわからんだろう!
(言ってるあなたたちもわかってないでしょ)と、思いました。
詳しい定義や経緯の説明無く、
いきなり、何倍だ、さあ大変! と簡略化していうような言い方は
いつも苦々しく思っているところです。

それで、元の観測データを見たいなと思ったら、ちゃんと、
その(見たい)需要?を想定して、発表されていることがわかったので、
毎日ちょくちょく見ています。
確かに、地震前から比べると、3倍くらいになってます。
一度増えて、おさまったけれど、
雨が降ったところからまたちょっと増え高値安定気味で、
若干下降気味、といったところです。
どういう数値かという解説もあります。

しかし、じゃあ、その前はどうだったんだろう。

このサイトは、シンプルに私の疑問にこたえてくれてうれしいです。
「身の回りの放射線」という解説ページが、3/14に付け加えられました。
ここも大変役に立ちます。

その中の、「身の回りの放射線はここ数十年でどうなっているの?」 ☆ 
これが大変興味深かったです。

1963年からのグラフ(図3)が載っているので、是非見ていただきたいのですが、
解説文としては、次のように書いてあります。

「図3は、雨やちりなどの降下物に含まれる人工放射性物質の1つであるセシウム137の、日本における降下量の経年変化を表したものです。縦軸 の目盛りは、1から10のように1つ上がるごとに10倍になっています。 1950年代後半から1960年代前半に大気圏内で核実験がさかんに行われました。この結果、これらの核爆発でできた人工放射性物質が大気中に広がり、雨やちりと一緒に地表に降り続けました。大気圏内核実験は1980 年を最後に行われなくなり、地表近くの人工放射性物質は少しずつ減ってきています。 1986年にチェルノブイリ原子力発電所事故が起こりました。この事故でセシウム137を始めとする人工放射性物質が環境中に放出され、一時的に日本でもセシウム137などの降下量が高くなりました。しかしその後すぐに元に戻り、今では降下量が、1963年当時の約1/1000と、とても低いレベルになっています。

そうなんです!
私の子供の頃は、アメリカ、ソ連、フランス、、、地上や海で原子爆弾の爆発実験(核実験)をやってたんですよ。
今より、1000倍も空気中の放射性物質が降り注いでいたなんて。そしてこのグラフのから推測するに、63年より前はもっと多かったってことでしょう。
前に「子供の頃、降り始めの雨に当たらないようにと、誰からとも無く教えられてた」と思い出したと書きましたが、やっぱりそうだったんだ!ですね。
でも、そのくらいですよ。注意事項は。
みんないつも外で遊んでたし、食べ物も飲み物もなんら規制は無かった。

(測定してる対象や観測方法が違うので絶対値では比べられないのですが)
1/1000になったところから、3倍になっても、そんなの誤差範囲ですねえ。

さらにこのグラフからは、最近の下がった状態でも相当変動があるのがわかります。
どこぞの地下核実験とか、どこかの原発や原子力潜水艦の事故とか、なのか、、、
様々な自然現象も関係あるのか。

いずれにしてもこれまで、日本は、長崎、広島に原爆を落とされ、第五福竜丸が核実験に巻き込まれ、という被害にはあっても、核実験はやっていませんので、放射性物質をまき散らす側ではなかったのに・・・ね。

起きてしまったことに対して、(何度も書いていますが)今は、すべての叡智と技術を集めて、最善の努力を続けるしか無い。
でも、最悪の事態を脱したとしても、建設してから今までの年月より多くの時間をかけて(お金もかかる)管理して行かなきゃいけないのだ。すべての原発がそういう運命にある。


<3/28  コメント欄に書いた記事をここに追記します>
放射線の影響に関する、二人の専門家へのインタビューです。
これが1ページ目 ☆  5ページあります。

記事の冒頭より専門家お二人の紹介部分のみ引用します。
『1人目は、福島県の放射線健康リスク管理アドバイザーに就任した長崎大学大学院の山下俊一・医歯薬学総合研究科長。チェルノブイリ原発事故の影響調査に携わる被曝医療の専門家である。2人目は、チェルノブイリ原発事故で米国医療チームのリーダーとして被曝治療に携わったほか、JCO東海村臨界事故でも救命活動に従事したロバート・ゲール医師。放射線被曝治療や骨髄移植が専門である。』

今回の事故後福島にかけつけていらっしゃる方々であり、
記事最後に、記事中の誤りを後日訂正した記録も載っていて、
記者とインタビューのお相手の双方に信頼感がわきます。

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by alarekko | 2011-03-26 02:23 | 2011年3月地震