備忘録:私の暮らしの中の サイエンス&アート


by alarekko
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津波〜〜〜標高を意識していますか?

ブログを書き始めた時からずっと書きたいと思っていた”暮らしの中のサイエンス”的ながテーマがなかなかすすまなくて、音楽ばかりになっていました。いくつかのテーマの下書きはあったのですが、大イベントの旅から帰って一段落したところで、さあこれからと前振り的なことをちょっと書いたところで、想像を絶する大地震が起きてしまいました。
しばらくは、自分の目の前の現実をつれづれなるままにできるだけ記録しようという思いでしたが、いつまでもそれじゃなあ。
あるときから、以前から書こうと思っていたことをこの大震災をふまえて修正して書いていこうと思い始めたのがかえってあだになり、あまりにも、以前から持っていた問題意識といろいろな現実がリンクしてしまうため、思いや情報があふれてしまって、かえって書けないままです。

で、自分の習性を改めて気付いたというか確認したことは、何か言いたいことをちゃんと文章にしようとするからいけない(できない)のだということ。
これが役に立つかなとか、ちょっと面白いと思ったことを、ただただメモして行けばよいのだと。
初心に戻れば良いだけであった。

前書きが長くなってしまいましたが、


本題の標高です。

自宅や通学先、勤務先の標高をご存知ですか?

うちは、だいたい5mです。浸水実績のある場所です。
ちなみに自宅の床の高さは、ざっと計算すると20m弱。

東京は洪水のハザードマップはありますが、
津波のハザードマップは島しょ部しかありません。
でも、
3月11日、大津波警報、津波警報が、日本全国に出ましたね。
東京湾にも出ていました。

それなのに、警報が解除されないのに都心にいた多くの人が、
何十キロも歩いてでも帰宅しようとしました。
夜中に、東京中の道路が車と人で身動きとれなくなっていました。
橋の上もです。
それ自体が危険ですし、緊急車両の通行ができなくなります。
大きな余震、大きな津波が来るかも知れないことを、
何百万もの人が「想定」せずに行動したこと、
そのことを疑問視する論調があまり見られないことに危惧をおぼえます。

某都知事に至っては、JR東日本が夜中に運転開始しなかったと文句をおっしゃいました。
もし、早く運転開始したあとに大きな余震、津波、火事の連鎖などがおきて混乱が増していたら、運転したのが悪いとおっしゃるのでしょう。
東京にあの夜、巨大な余震、津波が来ず、大火災や地盤崩壊などが起きなかったのは、たまたまの結果でしかありません。
(ブツブツいってるだけじゃ意味ないので、他山の石として、今後の行動に活かしましょう。)

あの夜、中には大きなリスクを覚悟で帰らなければいけない場合もあったかもしれません。
でも、多くの場合、勤め先などの比較的安全と思われる場所にじっとしているべきだったと思います。

今回、たまたま都心に来ていた人たちを多くの企業や学校などがスムーズに受け入れました。
東京都心では、帰宅困難者が発生することを想定して、東京都と一部の企業などでは備蓄や訓練をしていましたので、その備えは、今回生きたと思います。
全員ではなくても、一部の人々、一部の組織だけでも、ある想定をしてそれを共有して備えをしておくことは、とても役に立つものだということも実感しました。

しかし、もっと多くの人が日頃から想像力を働かせて、自分自身の備えをしておかないと、そして、「想定外」というのはけしからんと、自分のことを棚に上げて言ってるだけでは、自分の身、家族の身を守ることはできないことを自覚しなければいけないと思います。
前に、釜石の中学生のことを書きましたが ☆ 、こういう事例をひとごととおもわず、自分のこととして考える必要があると思います。

必要な備えは色々ありますけれども、特に東京はもちろん全国で考えなければいけないことは、今第一には津波だとおもうのです。津波は自分とはほとんど無縁だと思い込んでる人がほとんどではないでしょうか。


岩手や宮城や福島で、15m、20mあるいは三十何メートルの津波がおしよせたという事実をきき、映像を見て、それを自分のいる地域に置き換えて考えたことがありますか?


数日前、東京都が津波に関する検討委員会を設置して検討を始めるというニュースをMXテレビ(東京のローカルです)で見ました。
私が考えてたこととおなじようなことを(というのもおこがましいですが)、そのときスタジオの解説者の方がおっしゃって、
最後に、
「電柱などに、ここは海抜何メートルですと表示するのもいいかもしれませんね」
とおっしゃいました。

それはとてもいいアイデアだ!とおもいました。

私は自分のうちや駅までのルートの標高は以前から意識していましたけれど、どこで地震に遭遇するかわからないし、東京というところは全国から多くの人が訪れる場所なので、地理に不案内な人が多いことを想定しておく必要がありますからね。
それに、費用もそれほど多額ではなく、少しずつでもできそうですし、
是非実現していただきたいです。


グーグルマップはとても便利ですけれど、地形がわからないですよね。
標高もわからないですね。

最近、これまでの国土地理院の2万5千分の1の地形図が、
電子国土基本図(地図情報)として、ネットで見ることができるようになっていました。
今後は電子情報のみ更新されて行くようです。
これは東京西南部 ☆ ですが、全国の地図があります。
拡大出来るので、老眼にやさしい!のがいいです〜
等高線や、水準点(三角印に標高の数値が書いてある)などから、だいたいの地形や標高がわかります。

他に、全国すべてではないのですが精密基盤標高地図というのもありまして、
ここから地域を選びます ☆ 
凡例の色が微妙にわかりにくいのが玉にきず(だいたいの標高を電子国土基本図で確かめるといいとおもいます)ですが、地形がよくわかります。
5m以下のところがこんなに広がってる!(青から水色のところ)
是非、一度ご覧になってみてください。


<2012年1月30日 追記>
グーグルマップで標高がわかると、SUZUさんからコメントでお教えいただきました。
Google Maps 標高 (V3 API) ☆ 
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by alarekko | 2011-06-10 21:37 | 2011年3月地震