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備忘録:私の暮らしの中の サイエンス&アート


by alarekko
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夏の音楽祭2011(その7)  ポーランド

ポーランドのラジオ、音楽のチャンネル Dwojka ☆ 
放送スケジュールはこちら ☆ 左から2番目の欄 Dwójka

ここでも、各地の「夏の音楽祭(Letni Festiwal Muzyczny)」を放送しています。


16日18:00〜(日本時間17日1:00〜)は、
ワルシャワで半月にわたって開催される音楽祭「ショパンとヨーロッパ」のオープニングコンサート、生中継
(その記事のページ ☆ エフゲニの写真がデ〜ン・・・)


17th International Music Festival Chopin and his Europe 8月16日〜9月1日
全体スケジュール ☆ 
<左の日付のところをクリックで、その日の写真が徐々にアップされていきます 8/20追記>



66th International Chopin Piano Festival in Duszniki  8月5日〜13日
全体スケジュール ☆ 
ポーランド語のニュースレターpdf  ☆ 写真だけでも・・・



<8/18 追記>
17日午前1時から、ラジオ聴きました。
Warsaw Philharmonic Concert Hallから生中継
ゴ〜〜ンというホールに響く予鈴から始まり、
女性アナウンサーが早口でなにやらお話しになっている後ろで
オケメンバーが三々五々ステージに上がって音出し、
チューニング、、、生中継はワクワクします。

Evgeni Bozhanov (piano)
Lutosławski Philharmonic Orchestra
(またの名いろいろあります
 Symphony Orchestra of W. Lutosławski Philharmonic
 W. Lutosławski Philharmonic in Wrocław)
Jacek Kaspszyk (conductor)
 (Artistic Director of the Wrocław Philharmonic Orchestra
  この名称も同じオケのまたの名
  彼が音楽監督をつとめるもう一つのオケで、
  昨年12月にすでにショパン1番共演)

Fryderyk Chopin: Piano Concerto in E minor, Op. 11
アンコール 喜びの島

オケの出だしから、今まで聴いたことの無い世界が次々繰り広げられて、すっごく楽しめました。起きてて良かった。幸せです。

後半のマーラー10番も、
そのあと聖十字架教会でのヘレベッへ指揮ドイツレクイエム生中継も
是非聴きたかったけれど、
徹夜になっちゃうので、
休憩時間のボジャノフインタビューまでで寝ました。

インタビューはかなりたくさん英語でお話しになっていましたが、
ポ語通訳がかぶるので(英語だけでも一度聴いただけでは)
内容はわかりません。

でも、一部の内容が記事で紹介されているとわかりました。こちら ☆ 
(インタビュー17分も全部聴けます)

英語での話をポーランド語に翻訳して要約した記事を
またG翻訳で英語にしてるので、変なとこはあるのですが、
興味深いのでいくつか・・・

”Music fills my entire life.
 My profession is my hobby.
 Every day is preparation.
 How does the shower, eats, sleeps, it is all part of the preparation.....”

そこまでですかっ! そこまで言っちゃいますか! 
そうなんですね 芸術家は
ビックリして、納得して、、、って感じです。
それを享受出来る幸せ。ありがたいなあとしみじみ。

また、音楽は自分にとって、身体のようであり生き物なので、
日々変化するんだとおっしゃってます。
毎回違う。違うんだけど彼独特の魔力は同じ。それは感じてます。

で、この記事の見出しがなんと「僕はムカデのよう...」
どうしてムカデなのかの説明は具体的にはわからないんだけれど、
直感的にはわかります。あの足も顔も、、、全身の動きで音楽が生み出されている。椅子の高さも、求めるムカデの動きに必要な生体の一部なんだろうな。

先月テレビ番組で見た現代のダビンチ、テオ・ヤンセン氏と
彼が何十年もすべてを注いで日々生み出し続ける”ストランドビースト”。
(見た番組はこちら7/20 ☆ 
 紹介映像 ☆     日本版公式サイト ☆ 
とっさに、これを思い出しました。

ストランドビーストはひとことでは説明できないのですが、
例えば足の動きは”ムカデみたい”でした。
でも、その足の動きを実現するためには、
何年も計算と実験を重ねて求めた、これしかないという絶妙な足の部材の比率が必要だった。

そういう膨大なアイデアの積み重ねでできてる”ビースト”は、
人工的につくったもの(アート)なんだけれど、
自然の風によって動くほとんど自然の生き物なのだ。
エフゲニはテオさんでありストランドビーストでもあるなと思った。
by alarekko | 2011-08-16 00:34 | 2011 夏の音楽祭