備忘録:私の暮らしの中の サイエンス&アート


by alarekko
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年末恒例(ああぁ〜〜)
やらねばならぬことがたくさんあるのに、ちっとも進まないなか、
録画ができない! HDの大掃除をせねば、、、、、などと、
優先順位が低いことばかりでドタバタ。
そんななかでさらに

ついつい、誘惑に勝てず、
前の記事で、”見たくなってきた”と書いたばかりの
のだめ・・・(映画の最後のだけですけど)見てしまいました。
いや〜、何度見ても笑えるし泣けるし元気が出ます。すばらしい!


そうしたら、
これまで一連の「のだめ・・・」で、映画「マーラー」みたい
と思ったあれこれが思い出されて、
DVDって売ってないんだろうかと気になってきてしまった。

25年くらい前に映画館で一度見ただけなのに
強烈なイメージが残ってる映画。

のだめちゃんが白いシーツにくるまるところとか、
前編ででてくるミルヒーの湖畔にあるお屋敷の場面とか、
見た瞬間に”あれ”をパロディってる?と思わず笑ってしまう。
そういう細部の設定だけでなく、
「マーラー」と「のだめ・・・」は、全体として
描こうとしている天才音楽家たちの複雑な環境や心情は共通なんだな。
短く言ってしまうと前者の『暗くグロテスクな』映像表現が、
後者は時代の違いも反映して『明るくコミカル』にって感じかな。
と、今回思った。


前から気になってたので、
ちょっとだけ調べてみました。

「マーラー」ケン・ラッセル監督、1974年。
あれ?”そんな昔のことじゃないはず”と思ったら、
日本公開は1987年だそうだ。それなら記憶と合ってる。

そういえば、
ついこの間お亡くなりになったケン・ラッセル監督の映画
なのであった。

そういえば〜2、
前の記事の最後にちょっと書いた小澤さんの本の中で、
ケン・ラッセル演出のオペラをやるかもって話もあった
ってでてきてたなあ。
ちらっと見ただけなので、ちゃんと読もう。

そういえば〜3、
音楽は、アムステルダムコンセルトヘボー管弦楽団、
指揮はハイティンクだったんだ。
3月震災翌週のベルリンフィル公演で日本のために曲目を1曲変更して
ルトスワフスキ「弦楽のための哀悼曲」を演奏してくださいました。
  この日 ☆ 
10月のベルリンフィル降板はちょっと心配したけれど、
その後”米”でも“欧”でも登場されたらしい。
お元気な82才。すばらしいです。


ところでDVDは、数年前に日本語字幕付きも発売されたようだが、
今は簡単には手に入らなさそう。
(この時期簡単に手に入らなくて良かったかも)

君管には全部ありました(字幕なしです)が、
最初 ☆ のわけわからん抽象的なところと最後 ☆ だけ見てあとは自粛中。
最後に確かにマエストロらしきアップ。あれ?こんな感じでいらっしゃいましたっけ? (失礼な言い方かもしれませんが)今の方がかっこいいかも。すごいなあ。”指揮者”は奥が深い。

やっぱり字幕入りで見たいな。
今見るとわかることがたくさんあるような気がする。
今わかりたいことがある。

今年はマーラー没後100年ですよ。(去年は生誕150年)
BSで放送されたりしたこと、あるんだろうか?
是非是非やってほしいです。
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by alarekko | 2011-12-23 11:45

佐渡さんの
『僕はいかにして指揮者になったのか』
『僕が大人になったら 若き指揮者のヨーロッパ孤軍奮闘記』
を 読んでいます。

15〜10年前頃に執筆出版されたものが、
去年、今年と文庫化されました。

久しぶりに”本”を夢中になって読みました。
本を読んで夜更かしするとか、出かける時も本をバッグに入れていったり、
そういうのは、ほんとに久しぶりでした。
今はあちこち読み直してるんですが・・・

これまでの記事やテレビのドキュメンタリーなどで
断片的に知っていることもありつつ、
細部と全体像の両方がもう興味深いことだらけです。

「商店街でおばちゃんたちにコンサート楽しいで聴きにきてやと言いたい」
そういうスタンスで一貫しているので楽しくサクサク読める一方、
中身は非常に濃い。

佐渡さんご自身の京都弁のトーンで語られています。
レニー(バーンスタイン)さんの珠玉のお言葉も京都弁。
これは、英語でおっしゃったことのエッセンスが
一瞬にして佐渡さんの脳内に母国語で変換されてる感じ。
(ここで引き合いに出すのもなんなんですが、
自分が英語をきいた時がそういう感じなので)
すごく明るく、わかりやすく、テンポ良く読み進めます。


”のだめ”みたい!と思うところ、数知れず。
(って、実際は順序が逆ですけれどね。)
あの場面、この場面、たくさん思い浮かびます。
「のだめカンタービレ」の一見荒唐無稽だけれどリアリティがあるところは、
実際にあったディテールのひとつひとつを、
芸術家への敬意と暖かいまなざしで紡いでいるからなんだなあと
改めて思い、また見たくなってきました。


レニーさんと同時に小澤さんとの出会いも、
その他の多くの方々とのつながりも、
多くのオーケストラのことについても、
そうだったのかそうだったのかと、興味深いです。





さて、佐渡さんは、
「ポゴちゃん」(こう書いてあります)のことも語っておられます。
デビューまもなくから何度も共演。
前回共演した時やCDよりも、倍くらい遅いテンポでビックリしつつも、
彼の「気」の流れを切りたくないから
指揮が「能楽師」のような動きになってしまった とか。
などなどの他、ポゴちゃんの武勇伝として、
カラヤンとの共演を、リハーサル後に
マエストロがちゃんと指揮出来ないという理由でキャンセルしたとか。
これは初めて知ってびっくりでした。

入賞者コンサートに出ない(誰?)くらい、まだまだかわいい。
なんて思いつつ読み進める。

ところでポゴさまこそ、佐渡さんをベルリンドイツ響(DSO-BerlinまたはDSO)にデビューさせた方であることもわかりました。それはベルリンフィル(BPO)ではないけれど、あのベルリンのフィルハーモニー(ホール)デビューでもあるのです。
しかしその時、佐渡さんを呼んだポゴ氏は何故か2日前にキャンセル。佐渡さんが別のピアニストを急遽呼んで演奏会は大成功だったとか。
風が吹けば桶屋が・・・ではないけれど、ポゴさまがきっかけをつくってくれたおかげで、以来佐渡さんとこのオケの良い関係が築かれ、十年経って先日の長い日本ツアーも実現し、エフゲニ氏もつれてきてくれたわけで、、、、、日本の聴衆として大変ありがたいことであります。



だんだん本とは離れていきますが、、、

ボジャノフ氏のマネジメントはポゴさまと同じ所。
ここを ☆ 初めて見たときから、まわりの濃い方々にかこまれて、よいなあ、これからがますます楽しみだなあと思っていたのでした。

彼は今年、RAIトリノイタリア国立放送交響楽団とも、ここの写真にもあるユライ・ヴァルチュハ(35才)という若い首席指揮者とともに、ラフマニノフ(パガニーニラプソディ)とショパン1番をあちこちで演奏しています。ウィーンのムジークフェラインでも。
ベルリンのフィルハーモニー(ホール)公演だけは、ソリストがポゴさまだった。
(11月のツアー最後のブラチスラヴァ公演で ☆ 

DSO&佐渡さん&ボジャノフのベルリン公演の前の週、急病のハイティンク氏の代役として、ヴァルチュハはベルリンフィル定期公演にデビューしました。
コンサートカレンダーにこんな風に書いてあります。
” Please note the change of line-up and programme: Berliner Philharmoniker, Juraj Valcuha (replacing Bernard Haitink), Nikolaj Znaider ”
特に一大事と騒ぐほどのことも無く日常のこととして、粛々とというか、あっさりとというか、、、そんな印象を持ちました。
人間誰でも病気になったり事故にあったりなどなど、予定どおりに行かないことがある。大物ほど何年も前から決まっているので何か起きるリスクはあって当たり前。新しいスターが現れるチャンスでもある。そういうことが日常の世界なのだなと。


12月4日ボジャノフは、ロンドンのロイヤルフェスティバルホールでフィルハーモニア管弦楽団(Philharmonia Orchestra)とショパン1番を共演。
指揮は、DSOの首席指揮者トゥガン・ソヒエフ ☆ (34才 芸術監督就任も決まっている)。
彼は、ベルリンフィル(BPO)定期公演にも昨シーズン今シーズン続けて登場、ゲルギエフ率いるマリインスキー劇場の指揮者であり、トゥールーズ(仏)の芸術監督であり、METもウィーフィルも振ってるし、、、まさに飛ぶ鳥を落とす勢い!。
(ちなみにロンドンには他に、ロンドン交響楽団(LSO)、ロンドンフィルハーモニー管弦楽団(LPO)、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(RPO)もあります。)



去年の11月に見たポーランドの何処かのコンサート(の紹介サイト)。ボジャノフの紹介の中に「来シーズンは、ベルリンのフィルハーモニー、ウィーンのムジークフェライン、ロンドンのロイヤルフェスティバルホール、東京のサントリーホールの他、、、」と、こんなに世界の主要なホールでの予定がもうあるのだよという文章がありました。
東京にもきてくれるんだという喜びもさることながら、サントリーホールがここに並ぶということがとてもうれしかったことを思い出します。
1年経って、全部無事に終わってよかった。私もサントリーホール行けて良かった。



最近、征爾さんと春樹さんが語りあうというすごい本も出ましたね。
レニーさんとグレン(グールド)さんの逸話をセイジさんが回想していたり。
まだちらっと見ただけですが(今家族が読んでいるので)、
大晦日あたり、読めるかなあ〜
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by alarekko | 2011-12-18 18:55

世界天文年

Sさんが「ペルセウス座の流星群」を見ようしていらっしゃることを知り、
私は全然知らなかったので、国立天文台に(のページに)行ってみました。
今年は、世界天文年なんだそうです。何でなのか、知らなかった〜。

国立天文台『夏の夜 流れ星を数えよう』のページ

このページの 『「世界天文年」に「三大流星群」をぜんぶ見よう!』という項目に、次のように書いてありました。

『2009年は、イタリアの科学者ガリレオ・ガリレイが初めて望遠鏡を夜空に向け、宇宙への扉を開いてから400年経った節目の年として、国際連合・ユネスコ・国際天文学連合によって「世界天文年」と定められました。国立天文台ではこの2009年に、「世界天文年2009日本委員会公認イベント」として、「三大流星群」と呼ばれる3つの流星群(しぶんぎ座流星群、ペルセウス座流星群、ふたご座流星群)を対象にして、それぞれの活動時期に合わせた3つのキャンペーンを、「世界天文年2009 公認イベント」としておこなっています。』

ガリレオが望遠鏡で夜空を観察し始めて、400年。
1609年か〜
私でも知ってる、1600年 関ヶ原の戦い

こういうとき、すぐ取り出すのが、
『西洋音楽史年表』(記事 コチラ ☆ )であります。
ちょうど、ルネッサンスの章の最後と初期バロックの章の最初、
どちらにも記述があるあたり。
モンテヴェルディ、フレスコバルディが活躍していた頃。
(ちなみにバッハとヘンデルが生まれたのは1685年)

<音楽と音楽家>の欄から、
1601 クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643)、マントヴァ宮廷の楽長に就任。

<科学・技術・発見>の欄へ目を移すと、
(そこが、この本のすばらしいところ!)

1602 ガリレオ・ガリレーイ(1564-1642)、引力と振動の法則を発見

あっ、<文学・思想・宗教>の欄には、
1600 ウィリアム・シェークスピア(1564-1601)『ハムレット』を執筆。


そして、ページをめくると、
<音楽と音楽家>の欄から、
1608 ジローラモ・フレスコバルディ(1583-1643)、ローマのサン・ピエトロ大聖堂のオルガン奏者に就任。

<科学・技術・発見>の欄から、
1608 オランダ人ヨハン・リッペルスハイ(1570年頃-1619頃)、望遠鏡を発明。


さらに次のページには、
<科学・技術・発見>の欄
1610 ガリレオ・ガリレーイが、『星界の報告』で、自身の天文学における発見について述べる。

<音楽と音楽家>の欄
1613 クラウディオ・モンテヴェルディ、ヴェネツィアのサン・マルコ大聖堂の楽長に就任。

(ちなみにレオナルド・ダ・ヴィンチは、1452 - 1519。年表に生没年が無かったのでwikiから)


ルネッサンスの花が開いて結実した時代であり、実がはじけて”バロック”のうねりが始まった時、というイメージがわきます。
望遠鏡を発明したのが若いオランダ人というのも、興味深いところ。

音楽之友社『世界音楽史年表』大好き!

8/15 追記
世界音楽史年表ではなく、西洋音楽史年表でした。
世界天文年の流れで、つい世界と書いてしまいまして失礼しました。
西洋・・・です。
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by alarekko | 2009-08-14 11:46 | 年表、一覧など

『アイリッシュ』モード

ダブリンコンクルで、セミファイナルの課題曲として、次のように4人の作曲家の名前があった。

「In the semi-finals all competitors must select one of four specially commissioned pieces (duration of 5 minutes) by composers; Mr David Byers, Ms. Siobhn Cleary, Ms. Jennifer Walshe and Mr Bill Whelan.」

この文の最後に、アイルランド発で世界にひろまった舞台『リバーダンス』のMr Bill Whelan(ビル・ウィーラン)の名前がある。
どなたが,どのような曲を演奏されるのか,興味を持った。

しかし、公式サイトで曲名が明らかにならず、さらにセミファイナルは音声の配信も無く、興味もいつのまにか消失。

と、ファイナルも終わってしまって忘れかけたところへ,
「Winner of the 2009 RTÉ Lyric fm Prize for best performance of commissioned piece   Alexej Gorlatch」
という文字が目に飛び込んできた。
急に、何を弾いてこの賞に繋がったのか,知りたくなった。

レビューの記事(こちら ☆ )によると、彼は,The Currach という曲を演奏したらしい。
他の人についての文と併せて読むと,これは、ビル・ウィーランの曲のようだ。
The Currach (arranged from his concerto, Inishlacken )という記述もある。



曲名はきっとアイルランド語だろう。
そうだ、最近格段に言語数が増えた「言語ツール」を使おう。
と、思ったら,アイルランド語は無かった。やっぱり。  残念!


The CurrachとInishlackenを頼りにたどり着いたのは1枚のCD.

『The Connemara Suite』
1. Inishlacken: The Currach, The Island Terns, Evening Ceili
2. Errisbeg
3. Carna: Dawn, Macdara's, An Chistin

『The Currach』は、『Inishlacken』という組曲の中の1曲であった。
Irish Chamber Orchestraからの委嘱作品であるらしい。
それを、ピアノにアレンジしたものが、出版されているのか,コンテスタントに提供されたのか、であろう。

また、『Inishlacken』は、『The Connemara Suite』3部作の中の1曲。

Connemaraは地名かな? 記憶にある単語だ。
私の,アイルランドとアイルランドの音楽に関するバイブルである,
守安功さんの『愛蘭土音楽紀行』を取り出してきた。

この本の中の地図に、「コネマラ地方」と、破線の楕円でかこった場所がある。
ダブリンと反対側の西の端、Galwayから西の一帯の、
アイルランドの中でも,まだ手つかずの自然の残る地域だ。

Inishlackenは、この地域にある,小さな小さな島の名前。
アイルランド語で、Inish=島である。
Currachは、古来からある木造のボートのことのようだ。


久しぶりに、『アイリッシュ』モードになってきました。
守安さんの本についてはまた改めて書き留めたい
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by alarekko | 2009-05-19 09:16

星野道夫・星野直子夫妻


3月10日に書いた、星野道夫さんを取り上げた番組(記事はコチラ☆)
「知るを楽しむ 私のこだわり人物伝 星野道夫 生命(いのち)へのまなざし」
4回シリーズのうち特に、
妻の星野直子さんへのインタビューを中心とした第3回が、
とてもとても印象深いものでした。

「星野道夫と見た風景」 著者:星野道夫 星野直子 
 2005年発行 新潮社トンボの本 1300円(税別)

その後こういう本が出ていることを知り、
少しずつ味わいながら見て、読んでいます。

地球環境がどうのこうのと騒がれている割に、
政治的に、あるいは経済の論理で、もしかしたら本末転倒なのでは
と、疑問に思うことも多々あります。
サステイナブル(持続可能)な地球をめざすのであれば、
人間は自然とどう向き合い、折り合いを付けて行くのか、
その原点を考えることを、
彼の写真、著作、そして生き方が、
問題提起していると思います。
そして、直子さんが、ほんとうに自然体でそれらを受け継いで、
彼女を通して「星野道夫の哲学」が、広まって行っていることに、
感銘を受けました。


星野さんの著作はたくさんあります。手元にある本を撮影
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by alarekko | 2009-04-06 12:43
私の愛読書シリーズ その2

藤枝守『響きの考古学----音律の世界史』音楽之友社  
1998年第一刷 2001年第四刷 1800円 B6判 ソフトカバー

「工業技術的平均律を前提に教育されて、
本来あるべき音楽を聴いたり演奏する能力を失った人が増えているのではないか」
「では、本来あるべき音律とはどういうものか」
そういう私の興味に応えてくれるやっと出逢った本。

でも、全部を一気に順番に読むには難しい。
少しずつ、辞書的に参照している。
もどかしいのは、本では実際の音が聴けないこと。
しかし、NHKでこの著者の番組が放映されることになったのだ。楽しみだ。


爆笑問題のニッポンの教養 「あなたの知らないメロデイー」藤枝守(音文化学)
NHK総合 2月10日午後11時~11時30分

(再放送:翌週月曜 午後3時15分~3時45分)
番組の内容はこちら
 <後日、過去放送記録を追記  ☆ 

<番組内容の紹介から>
『藤枝は、音律の歴史を仔細に検証した結果、音律には様々な種類があり、それぞれが独自の響きを持っていることに気づいた。そして、平均律によって、人間は本来の音を「聴く」豊かな能力を失ってしまったのではないかと警鐘を鳴らしている。
音律の彼方に見える、本当の音とは何か?爆笑問題のニッポンの教養が音の本質にはじめて迫る。』
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by alarekko | 2009-02-06 00:31

『西洋音楽史年表』

愛読書 シリーズ その1 

初めから最後まで読み通すという読み方ではなくて、
「時々参照」してるもので、
ちょっと、愛読書という言い方では違うかなと思うんですが、
他の語彙が無いので、私にとっての愛読書の形です。

『西洋音楽史年表』 音楽之友社 1997年第一刷 A5判ハードカバー 3700円+税

次の5つの項目が見開きで一覧になっています。
[音楽と音楽家]
[政治・戦争・統治者]
[文学・思想・宗教]
[科学・技術・発見]
[美術・彫刻・建築]

最近は、インターネットのおかげで、ちょっと検索すると、
面白いことが芋づる式にわかって大変便利ですが、
それでも、この一覧で見るという価値は大きい。

ふと思いついた時に、気になったとこだけ見る、
という使い方は、インターネットでの検索と似てはいます。
両方とも私の脳の回路の構造に合ってると思っています。

西洋でかかれたものの翻訳なので、
日本に関する記述は無いに等しいのですが、

なんと、1868年の[政治・戦争・統治者]に
「日本、将軍制を廃絶、明治天皇による天皇統治が復活」
と出てきて、思わずマーカーで色を付けてしまった。

では、その年の[音楽と音楽家]には何が書いてあるのか。
・ワーグナーの<ニュルンベルクのマイスタージンガー>ミュンヘンで初演
・ブルッフ、バイオリン協奏曲ト短調を作曲
・グリーグ、ピアノ協奏曲を作曲
・ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団創設

ちょっとワクワクしませんか?
暗記というものが全くダメな私ですが、
この関係は、いっぺんに覚えて、忘れることができません。

この本を手にしてから10年、時々眺めていて、
なんで、世界史や日本史がつまらなかったのか(私はってことですけど)
ほとんど[政治・戦争・統治者]の面だけの歴史だったからだな、
と思います。
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by alarekko | 2009-01-23 10:42 | 年表、一覧など