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備忘録:私の暮らしの中の サイエンス&アート


by alarekko
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アンドレ

ふたつ前の記事 ☆ からの続きです。
深夜の音楽会、BS日テレで見ることができました。
この番組は、何楽章のみとかになることが多いのですが、
今回は、ラフマニノフの2番、全曲放映。パチパチパチ!
辻井さんwith下野さん&読響 とってもいい演奏でした。


さて、
1月15日の教育TV芸術劇場は、アンドレ・プレヴィンの特集でした。
プログラムはこちら ☆ 

非常に、見がい?聴きがいのある、番組でした。
最近、N響と共演された映像は、すでに拝見していましたが、
今回の映像は改めてスタジオ録音されたもの。

後半の映像は、BBCの1976年のもの。
「ああ〜、そうだったのよ〜」  
思い出したのです! 最初に私の脳にインプットされてたお姿を。
(”貴公子は今”の、逆ヴァージョン)

そして、インタビューをまじえて、バイオグラフィーが語られ、
知らなかったことがたくさんあり、別人と思っていたこともありました。
同姓同名の別人が同時に活躍していたとしか思えないような、
あまりの多才さに、誤った伝説も数あるような気もします。

知りたいことが次々出て来て調べ始めたら、
映像や音源がたまらなく良くて、あまりにたくさん見聞きしたので、
ここに整理しようと思ったのですが、収拾がつきません。
あまりにその足跡が多面的で、広く、深く、高く、、、
多面体の彼のすべての面を深くわかる人はいないんじゃないかと思いました。
”それが、結論?!”です。

それで終わりじゃ意味ないので、

まず、1975年ころの映像から

ロンドン交響楽団、ルービンシュタインのショパン2番 ☆ 
(昔のテープを良くここまで修復できるなとおもいますが、たまに飛びます)
プレヴィン46才、ルービンシュタインなんと88才。 すごい!

オスカー・ピーターソンと ☆ 
ジャイアントな二人があつく見つめ合って語る、弾く、すごい映像。
お互いの音楽を始めた環境について語り、
4〜5分のところで、アンドレもちょっと弾きます。
これはパート2で、全部でパート1から6までと、Finalがあります。
最後に共演 ☆  二人とも楽しそう! 

アシュケナージとラフマニノフの2台ピアノ ☆  (レコードの音だけ)
すごい! (こればっかり)
二人ではなく、一つの楽器のようでもあり、オーケストラの音のようでもある。

BBCのバラエティ番組 ☆ 
私の英語力でも笑えました。
次にあげる、BBCの『andre previn』という特集番組にも出てくるので、
英国では有名なシーンなのかも。


昨年2009年は、プレヴィン80才

BBC 80才記念番組 ☆ 
これも、パート7まであり。
演奏そのものより、バイオグラフィーが、
映像、本人&ゆかりの人によって語られて行きます。
彼の多くの面を振り返ろうという意気込みが感じられます。
私の英語力では、言葉は全部理解できないけれど、
写真や映像や、コメントしてる有名な方々(ジュリー・アンドリュース、ジョン・ウィリアムス、パールマンなどなど)を拝見しているだけでも、目を見張り続け、全部見ました。
ジャズも、ハリウッドも、5回の結婚と離婚もちゃんと描かれていましたし。
もの凄く濃い波瀾万丈なシーンごとに現在のご本人のインタビュー映像が流れ、
そのたびにハハハハととても暖かい笑顔で締めくくられるのが印象的。


NHKのインタビューで、指揮、作曲、ピアノ演奏、
これからも全部やっていきたいとおっしゃっていました。
番組の流れでは、クラシック音楽の範疇で語られているように見えました。
でも、ジャズのアルバムも最近も出しているのです。
昔の録音がCD化されているのもたくさんありますけど、
新しく録音もしているのです。
80歳を過ぎてもなお(こういう言い方自体がふさわしくないとは思いますが)、
あふれる創造力で、何人分もの人生を歩んでいらっしゃるような気がします。



このあと気まぐれに、追記しています。



<28日追記>
andre previn で検索して出てくる演奏画像の中で、
最も多く見られているのが2007年のこれ ☆ です。
これぞプレヴィンのラフマニノフ! そしてニッポンのオケのチカラ!
この美しい演奏を世界中の10万人近くもの人が見てくれているのが、
とてもうれしく、誇らしいです。
杓子定規に削除されちゃったりしませんように。
by alarekko | 2010-01-26 22:41